国立環境研究所加速器質量分析施設(NIES-TERRA)では、1996年より米国NEC社製の5MVタンデム加速器質量分析計を用いて長寿命放射性核種(14C, 129I, 10Be)をトレーサに利用した研究を実施している。特に本施設の特色である超微量14C計測技術の応用研究においては、大気・底質・環境中化学物質等様々な環境試料を対象に古気候復元、生物地球化学循環、炭素循環、大気中微小粒子(PM2.5, BC)、大気CO2等、様々な環境分野における応用研究を推進するとともに、継続的な装置のアップデートともに新たなブレークスルーとなり得る新たな研究手法の開発を行っている。
研究プロジェクト