研究プロジェクト

気候変動の将来予測、簡易統合評価モデル、エミッションメトリック

パリ協定で温暖化を2°Cより十分低く保ち1.5°Cまで抑えることを目指す「温度目標」が定められたが、世界各国がこれまで約束した温室効果ガス排出削減目標は温度目標を達成するのにまだ十分ではない。今後のシナリオの一つとして、今世紀中盤に温度目標を一時超過(オーバーシュート)してしまうが、ネガティブエミッション技術(例えば、バイオマスエネルギーとCO2地中貯留)を大規模に利用することにより、最終的に温度目標を達成することが想定されている。当研究ではオーバーシュートに関わる諸問題について、特に炭素循環フィードバックの役割、オーバーシュートの許容度合い、さらに政策的な意味合いについて、学際的なチームで検討することを目標としている。

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