
研究成果
2024年
2023年

気候変動影響評価に際して注意が必要なSSP3-7.0シナリオの特殊性

中国ブラックカーボン排出量の不確実性によるCMIP6気候モデル計算への影響

世界最大級の大規模アンサンブルMIROC6-LE

黒潮流域の大気中CO2吸収の解析

大アンサンブル実験で見えてきた海面水温の南極渦やオゾン層への影響

亜寒帯における秋季気温の低下はCO2放出を増加させるのか?減少させるのか?:増加するという研究結果に対する反証

シロアリからのメタン放出量とその変化を推定

エアロゾル中の溶存鉄の起源を探る-海洋表層への鉄供給メカニズムの解明を目指して-

「灌漑」が地球環境に与える影響

炭素回収・貯留を伴うバイオエネルギーと植林・森林再生の気候緩和・炭素除去効果の地域別比較

2016年5月18-20日の間に北日本上空で観測されたシベリアバイオマス燃焼による一酸化炭素とエアロゾルの長距離輸送

日本のエネルギー政策は見直しが必要-エネルギー政策枠組みの分析から倫理的・社会的視点の不十分さを指摘-
2022年

北極域のオゾン層破壊は今後どうなる?

大気観測からCO2吸収・放出量を推定するための手法開発と推定値の確からしさの評価

「森の香り」のブレンド-「葉から出る香り成分」と「葉に含まれる香り成分」の関係-

雪に隔絶された過去の空気を読み解く

地上設置フーリエ変換分光計観測網、スカイラジオメーター、ライダーデータを用いた「いぶき」(GOSAT)から得られた二酸化炭素及びメタンカラム平均濃度のエアロゾル及び薄い巻雲の影響評価

東アジアの水田が放出するメタン量を推定しました

東アジア起源のブラックカーボン排出量の検証

中国のロックダウンによるCO2排出量減少の影響を与那国島でも検出に成功

日本の影響評価で利用される気候予測の幅について考える

宇宙から見る人為起源CO2排出~グローバル・ストックテイクに向けた衛星観測計画と大気輸送モデル開発の展望~

気候モデルMIROCにおける雲・降水プロセス高度化の気候変動予測への影響

降水量変化予測の不確実性低減に成功

地球温暖化による影響の連鎖を理解する
2021年

陸域のCO2吸収量は増加しているか? 世界のフラックス観測データを分析してわかったこと

気候変動の予測、影響評価、利用者の連携を推進するにはどうすればいいのか?

可搬型分光計を用いた高地表面反射率地点 アフリカ大陸 ナミビア ゴバベブでの温室効果気体気柱量の長期観測

東シナ海に注ぐ河川由来の窒素負荷の変遷と気候変動影響

雲の中を計測する「多視野角・多重散乱偏光ライダー」の開発

森林伐採は一酸化二窒素の放出をどの程度増加させるか?

東アジアの大気汚染物質はどのように北極域に運ばれるのか?

雲粒・エアロゾル中のヒドロペルオキシドの「運命」-エアロゾルから溶出する過酸化水素がヒトの健康に悪影響を与える可能性-

春先の北極オゾン大規模破壊は事前に予測できるのか?~成層圏準2年周期振動や太陽活動の11年周期といった長期変動に伴う北極オゾン量変化の解析~

北極域のメタン収支に関する包括的な評価

モンゴルの乾燥・半乾燥域での人為活動が水資源の改変に及ぼす影響評価

土壌炭素プールの予測とその不確実性:最新の地球システムモデルに関する分析

GOSAT-2/CAI-2による海洋大気中のエアロゾル光学的特性の評価手法の開発

地球温暖化で永久凍土の融解はどこまで進むか?

逆解析誤差の高精度推定手法の開発:観測データのインパクト評価や解析結果の正確な解釈に向けて

南アジア・東南アジアにおけるバイオマス燃焼の時空間変動分析

温帯低気圧による北極域へのブラックカーボン輸送~発達した温帯低気圧と前線システムによる上昇流が輸送を促進~

過去の人間活動がもたらす日本南方沖の夏季異常高温~2020年8月の記録的北西太平洋高温の要因を分析~

屋根上太陽光発電(PV)と電気自動車(EV)を用いた新たな都市の電力・モビリティーシステムの可能性:「SolarEVシティー」コンセプト

地上からの温室効果ガスカラム平均濃度観測法の拡大: 可搬型フーリエ変換分光計の校正

陸域統合モデル MIROC-INTEG-LAND:気候・水資源・生態系・作物・土地利用結合モデルの開発
2020年

最新の地球システムモデルで再現された土地利用変化の影響

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)のプロキシ法によるメタン濃度推定の誤差補正~10年間の観測データの解析~

大気観測が捉えた新型ウイルスによる中国の二酸化炭素放出量の減少~波照間島で観測されたCO2とCH4の変動比の解析~

海洋地球研究船「みらい」の北極圏航海での大気観測:東シベリア大陸棚からメタンは大量に放出されているのか?

温暖化による全球乾燥度の変化と人為起源の影響を分析~世界の平均気温の上昇を1.5°Cに抑えることで、乾燥化を大幅に抑制可能~

エルニーニョ現象の緻密な再現が熱帯域の温暖化予測精度を向上させる-赤道太平洋の海面下数百メートルの海流変動が鍵-

屋根上太陽光発電と電気自動車を組み合わせた都市の新たな電力システムの可能性

メタン発生源である水田の広域マッピング手法の開発

気候変動の影響評価における適切なバイアス補正手法の選択の重要性

熱帯アジア域の干ばつ・森林火災・火災由来CO2・PM2.5量に過去と未来の温暖化が与える影響について

日本の影響評価で利用されてきた日射量変化予測の幅は十分か?

中国からのブラックカーボン排出量は過去10年で4割もの大幅減少-IPCC気候モデルへの排出量入力値に見直しが必要-

民間旅客機が捉えた都市域からのCO2排出~世界34都市上空でのCO2観測データの統計解析~

都市域のCO2排出を大気観測から起源別に推定-ゼロエミッション技術社会実装時のCO2削減効果検証に向けて-

全球平均気温が1.5/2.0°C上がるとき北方生態系に起きる影響をモデルで推定

南極海の二酸化炭素吸収:微細藻類の量だけでなく種類が鍵となる-優占群集の違いが夏期の炭素収支を左右していた-

植生のサイズに基づいて呼吸速度のモデル推定精度を向上

新たな統合型水文生態系-生物地球化学結合モデルの開発:その4~陸域-陸水間の連続性を考慮した炭素循環の経年変化の評価~

2030年に向けてEVを屋根上PVと組み合わせて蓄電池として使用した際の家庭の経済性と脱炭素化に関して

メタン排出の起源を探る:大気中メタンの安定炭素同位体比の測定を開始
2019年

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)によるクロロフィル蛍光の観測~NASAの衛星による観測結果との相互比較~

パリ協定の1.5°C目標を達成することで、気候変動の「不公平性」は軽減できる

湿地による農業生産と水質のトレードオフの緩和

陸域生態系の炭素収支には小規模なフローも無視できない

CO2の放出と吸収のより正確な推定に成功~IPCC第5次評価報告書からの進展と第6次評価報告書に向けた課題~
世界のCO2排出量は3年連続で増加するも、増加率は低下の見通し~国際共同研究(グローバルカーボンプロジェクト)による評価~

北極域の湿原から放出されるメタン量はどのくらいか~1901年から2016年までのモデル推定~

陸域生態系モデルを活用した植林による二酸化炭素吸収量のモニタリング

複数分野にわたる世界全体での地球温暖化による経済的被害を推計-温室効果ガス排出削減と社会状況の改善は被害軽減に有効-

地球温暖化によって熱帯域の積乱雲群は小規模化~雲が温暖化をより進行させる可能性~

大気中の酸素濃度の変化からグローバルな炭素収支を定量化する

温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)の観測データのプロキシ法による解析結果(メタンと一酸化炭素)について

東アジアのメタン放出分布をボトムアップ手法で詳細にマップ化

間伐が富士北麓カラマツ人工林林床の二酸化炭素収支におよぼす影響を網羅的に評価-撹乱に対する森林の炭素収支の回復力-

オゾン層破壊物質の放出域特定に関する英科学雑誌「Nature」掲載論文について

平成30年7月の記録的な猛暑に地球温暖化が与えた影響と猛暑発生の将来見通し

2つのアプローチによる温室効果ガス排出量の差異の原因を探る~中国のメタン排出量の例~

石炭火力から天然ガス火力発電への転換は、パリ協定目標の達成に寄与 石炭火力発電の段階的廃止の追い風に

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)から得られた水蒸気のバイアス補正法の評価

世界の平均気温の上昇を1.5°Cに抑えたときと2.0°Cに抑えたときの影響を比較~パリ協定の目標達成で、洪水と渇水が続いて起こるリスクを大幅に低減~

気候変動による影響の連鎖の可視化に成功-地球温暖化問題の全体像を人々が理解することに貢献-
2018年

2009年11月の南米南端におけるオゾン量低下イベントに関する解析

中国大気汚染悪化にも関わらず、日本の大気質が改善していた~気候的要因による2008年以降の越境汚染減少が原因~

新たな統合型水文生態系-生物地球化学結合モデルの開発:その3~ダムが陸水を通した全球炭素循環の変化に及ぼす影響の評価~

地球温暖化による穀物生産被害は過去30年間で平均すると世界全体で年間424億ドルと推定

リモートセンシングによって観測可能な光学データによる植物の光合成速度推定方法の開発

地球温暖化への適応策として屋外労働の時間帯変更の効果を推計-増大する暑熱ストレスに対して時間帯変更のみの効果は限定的-

地球温暖化は多様な災害の増加と同時発生をもたらし世界の多くの人に影響を与える

10年間の民間旅客機観測(CONTRAIL)によりアジア太平洋地域の大気中二酸化炭素分布の三次元構造を解明-アジアモンスーン高気圧による隔離と流出が明らかに-

東アジアにおける土壌表面からの一酸化二窒素(N2O)放出とその過去の変化:モデルに基づく評価

高CO2環境下での植物変動光利用効率の促進メカニズムの解明

下層雲が繋ぐ温暖化時の気温と降水量の変化

貨物船を用いた太平洋上の大気中の酸素と二酸化炭素濃度の連続観測

2016年QBO崩壊に対するエルニーニョと海氷の影響
ディーゼル乗用車を優遇する政策は気候変動対策に寄与したのか 欧州のディーゼル乗用車の排出ガス不正について

マッデン・ジュリアン振動の東方伝播に対する浅い対流の役割

冬季東アジアモンスーンに伴うジェット気流の変動に対する対流加熱と季節内大気擾乱の役割

白神山地でも温暖化によって土壌から排出される二酸化炭素が増加-長期の疑似温暖化実験で土壌有機物の分解が促進される-
気候変動問題の長期目標をリスクの観点から考える~「ICA-RUSプロジェクト」の成果のまとめ~

パリ協定の温度目標とゼロ排出目標の整合性 2つの目標は必ずしも一致しないことが明らかに

気候の自然変動が大規模森林伐採による二酸化炭素の排出を相殺した現象を世界で初めて検出!~東南アジアの生態系によるCO2排出量が2000年代に減少した原因を解明、地球温暖化現象の理解に向けて新たな足掛かり~
2017年

南米南端域での成層圏オゾンの比較~地上からのオゾン観測の空白域に寄与するリオ・ガジェゴス~

船舶観測によるインドネシアの泥炭火災に対するメタンの排出係数の推定

林床部炭素フラックスに対する気候変動の影響を探る:富士北麓カラマツ林における8年間の観測の結果から

シベリアのカラマツ林で、トップダウン法とボトムアップ法による正味の二酸化炭素交換量が一致-CO2収支解明の研究指針となることを目指した多手法比較の試み-

西シベリア上空のメタン濃度は高度によって上昇度に差異があると判明

植物個体群モデルを現実に近づける:平均場を仮定したモデルの有効な補正について

タケ、北日本で分布拡大のおそれ~里山管理の脅威になっているモウソウチクとマダケ(産業管理外来種)の生育に適した環境は温暖化で拡大し、最大500 km北上し稚内に到達~

グローバルな土壌の粘土鉱物データセットの開発-土壌中の物質循環や大気微粒子の研究への貢献を目指して-

陸域生物圏モデルが推定した光合成生産量の値は「どれくらい確からしい」か?-ISI-MIPデータセットのベンチマーキングから分かったこと-

北極に運ばれるブラックカーボンはどこからくる?~地上ではロシアから、上空ではアジアからが多いことが判明~

陸域生物圏モデルの開発と温暖化研究:最近の動向

温暖化の進行で世界の穀物収量の伸びは鈍化する-新たな将来予測の結果、世界の増加する食料需要を満たすためには、気候変動に適応した穀物生産技術がますます重要に-

磯の匂いが雲を作る~海洋から大気への硫化ジメチル放出量の実計測に成功~

新たな統合型水文生態系-生物地球化学結合モデルの開発:その2 ~陸水を通した炭素循環のスケール依存性及び季節変化の評価~

新たな統合型水文生態系-生物地球化学結合モデルの開発:その1 ~陸水が全球炭素循環に及ぼす影響の再評価~

気候工学による日射量調節が生態系機能に与える影響

インバースモデル解析による全球大気中二酸化炭素の収支推定:観測値の効果

東アジアの炭素収支の問題に決着:東アジア陸域生態系によるCO2吸収は進んでいない-中国からの人為起源排出量のバイアス影響を新たな手法で評価-

富士山頂での自動CO2濃度観測機器による長期間観測の成功-富士山頂で東アジア全体が把握できるCO2濃度が観測可能と判明-

ライダーによる北東アジアからの高濃度オゾン・エアロゾルの同時観測

気候変動研究で分野横断的に用いられる社会経済シナリオ(SSP; Shared Socioeconomic Pathways)の公表
2016年

体内でビタミンDを生成するための紫外線の有害性を考慮した有効な紫外線照射時間の推定

インド・デリー周辺の冬小麦が都市排出を上回る二酸化炭素を吸収~民間航空機観測(CONTRAIL)から明らかになった新たな炭素吸収~

将来の気候変動が北半球高緯度域の陸域生態系炭素収支に与える影響:ISI-MIPデータを用いた分析

長期的な温暖化が土壌有機炭素分解による二酸化炭素排出量を増加させることを実験的に検証-6年間におよぶ温暖化操作実験による研究成果-

衛星「いぶき」(GOSAT)から得られた温室効果ガス濃度の高精度化に向けたバイアス補正手法の開発

観測データとの比較による気候感度不確実性の低減

2013年夏季の東北アジア上空の大幅なメタン高濃度の原因を解明-温室効果ガス観測技術衛星GOSAT(「いぶき」)の観測能力の高さを実証-

暑い日と強い雨の記録更新に対する人間活動の寄与を推定

「いぶき」は水蒸気も測っています!-温室効果ガス観測技術衛星による水蒸気の観測と地上観測との比較-

陸域生態系のCO2交換における季節振幅は拡大傾向にある 複数モデルのシミュレーション結果に基づく解析

気候変動の影響を受ける可能性が高いモンスーンアジア陸域生態系はどこか? 複数モデルを用いた解析

フラックスタワーにおける高精度分光観測のためのタワー遮蔽装置の開発
